【取り組んだ内容】
HTMLとjavaScriptとenchant.jsというライブラリを用いてゲーム制作を行いました。以下に製作した点をまとめます。
- 各イベントのランダム選出とある程度の固定配置イベント処理
- ノベルゲーム風のランダムイベントと処理
- その他ステータスアップやカード削除、エンドクレジット等のイベント類の処理
- カーソルがオブジェクト内に入った時の判定処理
- HELPのモーダルウィンドウ
- その他カードやギャラリーの一部等を他メンバーが作成したものを流用して作成
主に内部処理が多いです、ダンジョンや問題画面等のUIはあまり作成していないという形です。
【よくできたところ】
ランダムイベントの処理とカーソル処理の2点はそこそこ出来ていると思いました。
ランダムイベント処理では、先生が購入してくださった参考書に記載してあったライブラリから着想を得て、話す人物・話す内容・人物の切替わり・選択肢ごとの会話内容と選択肢の成否ごとの内容を実現する且つ配列が深すぎないようにするため、会話を格納する四次元配列と各イベントの処理内容を格納する二次元配列を使用し、それらを処理するコードを作成しました。
カーソル処理では、どこが押せるか分かるように押せる場所はカーソルが変わるようにしました。enchant.jsを用いて表示されたオブジェクトはDOMベースではなくcanvasベースのため、window上でのカーソル位置を取得後にenchant.js上の位置へ変換し、そのオブジェクトが範囲内かを検知するというコードが必要でした。
【うまくいかなかったこと】
自分が担当した部分では内部処理に力を入れていたので、見た目回りや使用感、また、それらをより快適にするための機能が足りないと考えています。セッティング機能やよりゲーム性を伸ばせるよう難易度調整や一周の時間の変更等のよりゲームとしての完成度を高められるようなことがまだまだあるように感じます。
【卒業研究の感想】
enchant.jsというライブラリを使用してゲーム制作を行ったのですが、感想としては、文献が少なくて痒いところに手が届かないような印象を受けました。enchant.jsは2016年ごろから更新が止まっており、公式サイトも閉鎖しているので、今も更新が続いているライブラリならもう少し作りやすかったのかな?と思いました。
最後に札幌の冬景色を置いていきます。
以上、夜目効きますよチームの新保でした。